マカオ(澳門)のサウナについて、Q&Aをまとめました。さらに具体的な情報や予算、場所などは、各サウナの個別ページを参照してください。トピックは随時追加予定です。
マカオのサウナ Q&A
マカオのサウナのシステム
システムは「大部屋で担当者を選んで部屋を移動して」という点はどの店も同じです。担当者の選び方は、定時に実施されるショータイムで選ぶ店と、休憩室に数人ずつ呼んでもらって選ぶ店の2通りがあります。
ショータイムで選ぶサウナの代表は18サウナ。華やかな雰囲気が好きなら、100人以上が並ぶ18サウナがお勧めです。
サウナには、12時間から16時間程度滞在できます(店によって違います)。その滞在可能時間内で好きな時にサービスを受ければよいので、急いで選ぶ必要はありません。休憩室でひと眠りしたり、食事をしてからでもOKです。
滞在中の食事や飲み物は原則無料ですが、一部の料理が有料制の店もあります。また、有料でアルコール飲料を注文できる店もあります。
マカオのサウナは打令2を除き24時間営業なので、宿泊も可能です。宿泊するための仮眠室の居心地やベッド数はサウナによって大きく違います。
何回でもOK?
わたしが知る限り、マカオのサウナはどこも1回きりです。とくに人気店では、時間内でも1回終了したらスタッフが帰ってしまう、いわゆる「時短」もままおこなわれているようです。
予約は必要?
マカオのサウナは予約不要です。
というか予約できません。香港でのクーポン購入は単に料金を先払いするだけであり、予約の意味合いはありません。
なお、サウナの個室数には限りがあるので、込んでいる時間帯には店内で少し待つような場合もあります。
料金の仕組みは?
マカオのサウナの料金は、入場料とサービス一式で、店にもよりますが、おおむね1200~2200MOP程度です。香港でクーポンを買ってきた場合を除き、退店時に後払いします。
各店の料金の目安は、それぞれの個別ページを参照してください。
サウナに入店する際にコースを決めるのではなく、入店後の利用状況により料金が決まる方式です。明朗会計なので、心配は不要です。休憩室のテーブルの上に詳しい料金表が置いてあります。よくわからなければ従業員に尋ねれば丁寧に説明してくれます(打令1なら日本語で説明してくれます)。
明星(スター)や欧式のコースを選択すると、通常料金に加えて追加で300~500MOP程度の料金が発生します。
店内での飲食は無料ですが、一部有料の食べ物や飲み物もあり、それらを頼んだ場合は別途退店時に清算します。
日本円は使えるの?
マカオのサウナでは、日本円や米ドル、人民元は使えません。現金の場合は、「マカオパタカ」(MOP)または「香港ドル」(HKD)のみが使えます。
マカオの通貨はどうなっている?
マカオの通貨はパタカ(MOP)ですが、マカオのほぼすべての場所で香港ドル(HKD)が使えます。
パタカのレートは、1香港ドル=1.03パタカ程度で固定されていますが、マカオではこの2つの通貨は事実上等価で扱われます。
たとえば1800MOPと価格表示してある店で香港ドルで支払いをする場合、1800香港ドルを払います。
1800パタカを香港ドルに換算すると、
1800÷1.03=1747HKD
したがって、この場合、香港ドルで払うと53香港ドル損をすることになります。
両替はどこでするの?
マカオ市街地には多くの銀行があり、VISA等のクレジットカードで現地通貨をキャッシングできます。パタカまたは香港ドルを選んで出金できます。
また、市街地には民営の両替屋がたくさんあり、日本円を簡単に現地通貨に交換できます。レートは良好です。
マカオの両替事情については、別記事にまとめたので参照してください。
参照 》 マカオの両替事情
旅行者は、パタカではなく、香港ドルに両替して使うのが一般的です。日本円から香港ドルへの両替レートはマカオより香港(重慶大廈など)の方がよいので、予算が決まっているなら事前に香港で両替して来る方がお得です。
クレジットカードは使える?
マカオのサウナはクレジットカードが利用可能です。使用可能なカードの種類は店によりまちまちですが、VISAならどの店でも使えます。アメックスは店によります。JCBは使えないところが多いです。
なお、店によってはクレジットカードの利用明細にサウナの店名が入ります(豪門桑拿殿など)。それがきっかけでトラブルになった例が、こちらに紹介されています。
営業時間は?
マカオのサウナは、打令2を除き、どこも24時間営業です。
ただし、客の少ない午前中や午後の早い時間はスタッフが少ないため、お勧めできません。遅番のスタッフが出勤してくる夕食前後の時間帯がお勧めです。
サウナに宿泊できる?
マカオのサウナは、打令2(ダーリン2)を除き、どこも宿泊可能です。リクライニングチェアの休憩室のほか、カプセルホテルのような仮眠室を備えている店もあります。
宿泊と入浴のみの場合の料金は、400~600HKD程度です(店によって違います)。
打令1には休憩室や睡眠区はありませんが、午前2時以降なら翌朝まで個室に宿泊できます。打令2は24時間営業ではないので、宿泊できません。
途中外出できる?
できません。夜中に街に遊びに出たいなら、ホテルに宿泊した方がよいです。マカオのホテルについては、別記事にまとめてあります。
参照 》マカオの宿泊について
店内で飲食できる?
マカオのサウナでは無料の飲食物が提供されます。意外にちゃんとした食事ができます。アルコール類は置いてある店とない店があります。アルコール飲料は一般に有料なので、注文したときは退店時に精算します。
打令の1と2は休憩室がなく、食堂もないため、食事の提供はありません。飲み物は入店時にサービスされます。
なお、持ち込みはできません。
喫煙できる?
できません。マカオでは2014年10月から公共の場所はすべて禁煙になりました。違反すると法律により罰金が科せられます(400MOP≒6000円程度)。喫煙室もなく、完全禁煙です。
一部のサウナでは黙認しているようですが、原則として、マカオではホテルの自室以外ではタバコは吸えないと思ってください。
インターネットできる?
ほとんどの店でWifiが使えるので、スマートフォンを休憩室に持ち込んでネットできます。一部の店ではネット用のパソコンも置いてあります。
荷物はどのくらい持ち込める?
サウナには大きめのロッカーがあり、かなりの荷物が入ります。入らない場合はフロントで預かってもらえます。
一人でも大丈夫?
全然大丈夫です。
日本語は通じる?
日本語が堪能な従業員がいる店もあります(打令1など)。その他の店でも少なくとも英語は確実に通じます。相手も英語ネイティブではないので、ゆっくり話してくれます。堂々とカタコト英語をしゃべって大丈夫です。
安全ですか? ぼられない?
ちゃんと店を構えて営業しているサウナなら100%安全です。店内での飲食料金やマッサージなどのサービス料金は店内のメニューに明記してあり、完全明朗会計です。
チップは必要?
マカオにチップの習慣はありません。サウナでもチップをわたす必要はありません。料金表に書いてある料金がすべてです。
なお、一部のサウナでは入浴のあとタオルで体をふいてくれる人にチップを払う習慣があるようですが、これは断ることもできます。
サウナのクーポンとはどういうもの?
クーポンとは、サウナ料金と往復フェリー代金がセットになったものです。
香港経由でマカオに行く場合は、香港のフェリーターミナル(信徳中心)の旅行社で扱っているサウナクーポンを利用すると料金的に少し得になる場合があります。詳しくは下記の記事を参照してください。
澳門のサウナは合法?
サウナでおこなわれている行為そのものは、マカオでは合法です。客が処罰されることはありません。
ただし、あっせん行為や客引きは違法であり刑罰の対象なので、マカオのサウナに電話をかけて料金を尋ねても、入場料は教えてくれますが、サービス込みの価格は答えてくれない店が多いです。つまり、そのあたりはグレーなわけです。