マカオのおすすめホテル – リスボアホテルとベネチアン

マカオで人気のホテルを2つ紹介します。サウナ巡りを楽しむなら、サウナ密集地域にあるリスボアホテルがおすすめです。また、新しい国際リゾートとしてのマカオを楽しむなら、統合型リゾート施設内にあるベネチアンホテルをお勧めします。

マカオでの宿泊

マカオでホテルに泊まる旅行者は半数以下

いきなりですが、実は、マカオに2日以上の日程でくる旅行者のうちホテルに宿泊する人は半数以下です。

中国時報「カジノで夜明かし マカオ観光客宿泊調査 」2007年1月8日

マカオ政府が先ごろ発表した資料によると、昨年の1月から10月までにマカオを訪れて2日以上滞在した観光客のうち、ホテルに宿泊したのは半数に満たないことが分かった。
同期の入境者数は1788万人。その約半数の865万人が2日以上滞在しているが、ホテルに宿泊したのは375万人で、過半数の490万人がホテルに宿泊していなかった。

残りの約半数の人たちはどうしているかというと、カジノやサウナで夜明かししています。

なので、まず第一の選択肢として、

マカオではホテルに泊まらない、

という方法が考えられます。

でもやっぱりホテルにとまりたい

日本からはるばる行くなら、ちゃんと睡眠をとって翌日も元気に遊びまわりたい。やっぱり夜はホテルに泊まりたいです。

マカオのホテルは昨今高騰著しいのですが、払ったお金に見合う満足が得られるホテルを紹介します。

リスボアホテル(葡京酒店)

リスボアホテルは、マカオのカジノ王スタンレー・ホーが経営するホテル。2000年頃まではマカオで最も有名なカジノホテルでした。沢木耕太郎が1986年に発表したベストセラー小説「深夜特急」の舞台になったカジノは、このリスボアホテルのなかにあるカジノです。

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リスボアホテルからは、世界遺産のマカオ歴史景観地区まで徒歩で行けます。また、マカオの有名サウナの多くが徒歩圏内です。

参照 》 リスボアホテルから歩けるサウナをまとめて紹介します

歴地景観地区までは、新馬路を歩いて10分程度です。

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リスボアホテルには正面玄関が2つあります。ホテルの玄関と、カジノの玄関です。カラフルな玉ねぎ形の「葡京娯楽場(カジノ)」の玄関前では、いつも大勢の人が記念写真を撮っています。

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リスボアホテルの周辺は大規模カジノホテルが林立する繁華街で、夜も華やかなネオンが輝きます。
下のパノラマ写真の中央の3棟がリスボアホテルです。向かって左隣の楕円形の建物はグランドリスボアホテル。右隣はウィンマカオです。

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この地区には24時間営業の大規模カジノが集まっているため、朝まで観光客の人通りが途切れません。マカオのカジノの客層は日本の公営ギャンブルとは違います。おおむね裕福な老若男女、小奇麗な人たちです。深夜でも女性一人で安全に外出できます。

客室内にはクドイほどの装飾が施されています。成金趣味です。さすがはマカオのカジノホテルです。

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なお、Wifiは無料で、冷蔵庫にぎっしりの飲み物も無料です。

ボーダーやフェリーターミナルからは数分ごとに無料のシャトルバスが出ています。マカオに入国したらとりあえずこのバスでホテルに荷物を置きに行くとよいと思います。
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これほど至れり尽くせりなのに、料金は意外にリーズナブルで、日本円にして1万数千円程度です。

現在の価格と空き室を確認する

かつては、いわゆる「リスボア回遊魚」が有名でした。カジノ横の廊下を行き来する若い女性たち。これもマカオの名物でしたね。

ベネチアン(威尼斯人)

2007年にできたベネチアンリゾートホテル(威尼斯人度假村酒店)は、新しいマカオの代表です。広大な埋め立て地「コタイ地区」に位置します。

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東京ドーム15個分の敷地に、24時間営業の巨大カジノと3000室のホテル、300以上のブランドショップがあります。室内にベニスの街並みと運河が再現され、観光客を乗せたゴンドラが行き来しています。いわゆるIR(Integrated Resort/統合型リゾート)です。

エントランスの天井にはフレスコ画風の装飾が施され、ルネッサンス期の聖堂のようです。

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ホテルの部屋は全室がスイートルームです。レストランやバーは40以上あります。

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1階には広大なカジノがあります。シティオブドリームやコタイサンズ、ギャラクシーなどの大規模統合リゾートカジノが徒歩圏内なので、遊びには不自由しません。

現在の価格と空き室を確認する

マカオ空港や香港フェリーターミナルからは頻繁に無料シャトルバスがあり、交通も便利です。

さらに格安で泊まるには

マカオの安宿はお勧めできません

マカオにも安宿はありますが、マカオでは安宿でも500HKD程度(約8000円)します。日本のビジネスホテルと大差ない値段を払って、部屋は古くて暗く、かなりの確率で臭く、不衛生です。値段が一人前なので中級ホテルかと思って予約すると、実際には「下の中」だったりします。

先進国のバックパッカーが多い香港と違って、マカオには清潔感ある安宿はほとんどありません。
マカオの旅行者は、安宿に泊まるくらいなら、むしろ24時間営業のカジノやサウナで夜明かしする方を選びます。

マカオでは掘り出し物は狙わずに、定評のある定番のホテルに宿泊することを強くお勧めします。

いっそ中国本土へ

どうしても宿泊費を安く抑えたいなら、いっそ中国本土に足を踏み入れることをおすすめします。

マカオのホテルは先進国並みの価格ですが、ボーダーを越えて中国本土に入ると、ホテルの価格は一気に落ちます。半額から三分の一程度の料金で、同グレードのホテルに泊まれます。

少しだけ中国本土の雰囲気を見てみるのも楽しいです。思い切ってボーダーを越えて、中国珠海市のホテルに泊まってみてはいかがでしょう。

珠海のお勧めホテルについては別のページにまとめました。

参照 》 珠海のお勧めホテル

また、マカオから中国本土へのボーダーの抜け方については、以下の記事を参照してください。

参照 》 マカオから中国への陸路のボーダーの抜け方

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