マカオ旅行 入門編

マカオについての基本知識です。交通、宿泊などマカオ旅行の案内はこのページからどうぞ。このサイトのマカオカテゴリのインデックス的ページです。

マカオって、そもそも何?

マカオは、1887年にポルトガルの植民地になり、1999年にポルトガルから中国に返還されました。以後は、
中華人民共和国澳門特別行政区
が正式名称です。

マカオの面積は29.5 km²。これは、杉並区より少し狭い程度です。人口は約60万人で杉並区より少し多いです。人口密度は東京23区の平均を超えており、非常な過密都市です。

マカオは中国の領土ですが、現在は社会主義ではなく資本主義がおこなわれています。平たく言うと、中国であって中国でない微妙なエリア、それがマカオです。

中国人がマカオに行くには、パスポートとビザを取得するか、または特別な通行証を入手する必要があり、自由に行くことはできません。

日本人は90日を限度として、ビザなしでマカオに入国・滞在することができます。

マカオのカジノやサウナはどうして有名なの?

マカオには漁業のほかは目立った産業がありませんでした。イギリス領であった香港が金融や貿易で大成功したのと対照的です。

このためマカオでは、20世紀末にかけて、観光客を呼び込むための遊興産業が興隆しました。世界遺産を含む観光地が整備され、多くのホテルが建設され、そのホテルにカジノやサウナなど集客力のある施設が併設されました。

中国では遊興産業は厳しく制限されています。しかし、マカオはポルトガルの植民地であった経緯から、中国に返還されたのちも特別な地域として中国中央政府による制限を受けずに、遊興産業の経営が許されました。

昨今の世界遺産ブームを受けて、中国本土からの観光客が爆発的に増え、それを受け入れる側のマカオのホテルやサウナも質量ともに充実しました。

参照 》 カテゴリ「マカオのサウナ」

マカオへの行き方

マカオには、空路、海路、陸路で行くことができます。

空路でマカオへ

マカオにはマカオ国際空港があり、多くの国から飛行機が乗り入れています。日本からはマカオ航空が成田から直行便を運航しています。台北や上海からはマカオへの便がたくさんあるので、これらの都市を経由する乗り継ぎ便でマカオ空港に行く方法もあります。

しかし、便数が多くないことと、香港を経由した方が料金的にも有利であること、マカオと香港を組み合わせて観光する人が多いこと、などにより、日本からマカオに行く際には、香港を経由するのが一般的です。この場合、マカオへは香港から海路で向かうことになります。

海路でマカオへ

香港からマカオへは高速船(ジェットフォイル)で60分ほどです。
香港市街地からマカオに向かう高速船は、2つの埠頭から就航しています。このほかに、香港国際空港からマカオに直行するルートもあります。

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陸路でマカオへ

中国本土の珠海とマカオは地続きなので、徒歩でボーダーを越えることができます。以前は猛烈な混雑で、2時間待ちもざらだったのですが、ゲートの電子化やパスポートへの押印の省略化などにより処理が高速化され、現在はかなり混雑が緩和されています。

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マカオの市内交通

マカオには鉄道はありません(2016年に開通予定)。このため、マカオでの足はバスとタクシーが中心です。

路線バス

マカオの市内交通はバスがメインです。バスは慣れれば便利なのですが、土地勘のない旅行者が使うのは難しいです。ひとつだけ覚えておいて損のない路線は「3番」のバスです。

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タクシー

時間の節約を考慮すると、タクシーの利用がお勧めです。狭い町なので、どうせたいした料金にはなりません。フェリー埠頭からリスボアホテルまで乗って30パタカ以下です。

マカオのタクシーはすべてメーター制で、ぼられることはありません。悪質な運転手の話は聞いたことがありません。

料金の支払いに使える通貨は、マカオパタカまたは香港ドルです。この2つはマカオでは等価で扱われます。香港ドルで支払った場合でも、お釣りはマカオパタカで返ってきます。

ホテルのシャトルバス

マカオの主要なホテルはフェリーターミナルやボーダーから無料のシャトルバスを運行しています。運行頻度が高く、非常に便利です。そのホテルに宿泊しない人でも自由に乗ることができます(一部制限がある場合もあります)。

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宿泊・通貨・言語

マカオでの宿泊

マカオは観光都市なので、超高級ホテルから低価格帯まで、ホテルはたくさんあります。マカオではグレードの低いホテルでも結構な料金をとるので、低価格帯のホテルはコストパフォーマンスが低いです。安いという理由だけで予約すると、マカオに着いてから本気でがっかりします。

コストパフォーマンスで選ぶなら、おすすめのホテルはリスボアホテル。マカオを象徴するホテルですし、マカオの主要な観光地が徒歩圏内です。

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マカオの通貨

マカオの通貨はパタカ(略称:MOP)です。パタカは香港ドルに連動しており、常に香港ドルより数パーセント低いレートになっています。

マカオの地元の人が使うのは主にパタカですが、香港ドルも並行して流通しています。香港ドルで支払うとレートの関係で少し損をしますが、旅行者でその違いを気にする人はあまりなく、たいていの旅行者はパタカではなく香港ドルを使っています。

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マカオの言語

マカオの地元住民が話しているのは、広東語、中国語(北京語)、ポルトガル語です。道路標識やバスの行き先表示は、中国語の漢字とポルトガル語が併記されています。

ホテルなどの外国人が集まる場所では、ポルトガル語の表記はなく、中国語と英語が併記されています。ホテルの名称も、英語名と中国語名が併用されています。

マカオ旅行で知っていると役に立つ現地語をまとめてみました。ご参考になれば幸いです。

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