福建省の省都は福州市です。福建省といえばアモイ(廈門)が有名ですが、福州市もアモイに劣らず美しい街です。このページでは福州市への交通手段などを説明します。
福州は温泉とサウナの街
福建省の福州は温泉の街です
福州は福建省の省都です。日本での知名度はアモイ市(廈門市)に劣りますが、福州は実に堂々たる大都市です。人口656万人。亜熱帯気候で、冬でも比較的温暖です。
もともと福州は温泉の町で、市街地のどこでも掘削すると温泉がでます。それゆえ、市内には温泉施設がたくさんあります。都心部には「温泉」という町名があり、「温泉公園」という大きな公園があったりします。
そういう土地柄なので、いわゆるサウナもたくさんあります。そのなかには、各種のサービスを提供する店も少なくありません。
福州への行き方
日本から福州へ
福州へは関西国際空港から直行便が週に3便飛んでいます(深圳航空とANAのコードシェア便)。その他の空港からは直行便はありません。
東京から福州に行く場合は、上海、広州、アモイなどを経由して行く方が便利で安価です。中国各都市から福州への行き方は、以下の説明を参考にしてください。
上海、広州、深圳から福州へ
飛行機で
福州の空港(長楽国際空港)は、中国で4番目の規模を持つ巨大空港です。ちなみに上位3つは北京と、上海の2つの空港です。
福州の空港は市街地から遠く、約70キロ離れています。空港まではリムジンバスかタクシーを利用します(将来的には鉄道で市街地と結ばれる予定です)。
リムジンバスの概要は下記のとおりです。
- 所要時間:約1時間
- 乗降場所:阿波罗酒店(アポロホテル)
- 運行時刻:空港発は朝8時から最終便まで(10分~30分ごと)。アポロホテル発は5:15分から22:00まで(10分~20分ごと)
- 料金:25元
なお、空港から福建省の各地に向けてバスがあります。詳しくは下記の空港のオフィシャルサイトを参照してください。
鉄道で
福州は高速鉄道(中国版新幹線)が開通しています。主要都市からの所要時間は、上海7時間、深圳4時間、廈門(アモイ)1.5時間など。
ただし、深圳北駅から福州方面に向かう高速鉄道のチケットは数日前にすべて売り切れます。深圳や広州から福州に向かうときは、まず長距離バスで汕頭(スワトウ)や廈門(アモイ)まで移動すれば、そこからなら比較的チケットが取りやすくなります。
福州の鉄道駅
福州には鉄道駅が2つあります。
市街地にあって便利なのは「福州駅」ですが、この駅は主に在来線用の駅なので、ここに停車する高速鉄道の列車は少ないです。深圳方面からの列車の一部が止まるだけです。
もうひとつの「福州南駅」は高速鉄道(新幹線)の専用駅です。上海や浙江省の杭州、温州、寧波方面から福州に着く高速鉄道はすべてこの福州南駅に停車します。
福州南駅は市街地から離れています。福州の都心部からバスやタクシーで30分~50分かかります。渋滞したら1時間を超えます(2015年末に地下鉄が開通する予定です)。
福州南駅から市街地までバスで行く場合は、K2路(快速線)のバスを利用します。K2バスの概要は以下のとおりです。
- 運賃:片道1元
- 運行頻度:3分から5分に一本
- 運行時間帯:福州南駅発5:30から23:20(高速鉄道延着の場合は臨時バスを増発)、福州駅発5:30から22:20
このバスで終点の福州駅まで行くと、駅前に大きなバスターミナルがあり、市内各地に向かうバスに乗り換えることができます。
また、福州駅から市内の繁華街まではタクシーで15元~25元程度で行くことができます。
福州の宿泊
福州には安宿から高級ホテルまで各種のホテルがあります。お勧めは市中心部にあるシャングリラホテル。香港系の高級ホテルです。立地が良く、周囲の繁華街には日本料理店もあります。
シャングリラホテル福州
シャングリラホテルから空港のリムジンバスが発着するアポロホテルまでは約800m。
このサイトで紹介している福州のサウナまではタクシーで十数元(300円前後)です。
福州のサウナ
このブログで紹介する福州のサウナは3件です。うち、平均的な価格の店が2件、少し高め(と言っても、上海やマカオに比べれば格安ですが)の店を1件。ほんとうは高級店も一件紹介したかったのですが、現在閉店中なので追って追加することにします。
詳しくは各サウナの解説ページを参照してください。