マカオの路線バスについて

マカオの公共交通はバスしかありません。ローカルな路線バスを利用できるようになれば、タクシーで効率よく回るより面白いマカオが見えてくるかも知れません。マカオのバスの乗り方、料金、路線図などの話題を取り上げてみました。

マカオの路線バスは網の目のよう

マカオの路線バスについて

マカオでは路線バスが主要な公共交通機関です。約30K㎡(杉並区より少し狭い程度)のマカオに70以上のバス路線があり、網の目のように街を走っています。

路線図はこちらです。

乗り方、料金の払い方

前乗り後ろ降りのワンマンカーです。乗車時に料金箱に運賃を入れます。お釣りは出ません。

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料金は、

  • マカオ半島内のバスは3.2パタカ
  • タイパ島内のバスは2.8パタカ
  • マカオ半島とタイパ島の間の橋を渡るバスは4.2パタカ

です。

≫ 詳しい料金表はこちら

香港ドルでも乗車できます。香港ドルとパタカが混じっていてもOKです。

お釣りは出ないので、わたしは常にバス用に小銭を集めて3.2パタカ(または香港ドル)ずつのセットをティッシュに包んでポケットに用意しています。

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降りるときは

降りるときは降車ボタンを押します。

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運転手の横の電光掲示板に次に止まるバス停が表示されるので(漢字とポルトガル語)、注意して見ていれば降りる時も安心です。

旅行者は「3番」のバスを覚えておくと便利

3路のバスは観光路線

旅行者にとって一番利用価値が高いのは、マカオの中心街を経由して中国ボーダー(現地語:關閘)とフェリーターミナル(外港碼頭)を結ぶ「3路」(3番)のバスです。3路のバスの路線図は下のとおりです(クリックで拡大します)。

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地図でルートを示しました。緑のルートはフェリーターミナル発のバスのルート、オレンジの部分は逆方向の中国ボーダー発のバスが通るルートです。

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地図上部の起点は中国本土とのボーダーにあるバスターミナルです。そこからマカオ半島の西側の旧市街地(下町地区)を通り、南東に方向を変えてマカオ歴史地区がある新馬路を走ります。途中で世界遺産のセナド広場の前を通ります。このあたりは少し渋滞します。リスボアホテルの前で90度方向を変えて北東に向かい、終点のフェリーターミナルに至ります。

全行程で、約30分から40分程度です。

3路のバスで行ける場所

3路のバスのルート上の主なポイントは、

  • マカオ歴史地区(セドナ広場、聖ポール天主堂跡など)
  • 新馬路(下町の商業地区)
  • 大規模カジノエリア(リスボア、グランドリスボア、ウィンマカオ、MGMなど)
  • サウナ密集地区(ビックボス、金池、至尊、リオスパ、打令、18サウナなど)

リスボアホテルの周辺にはマカオのサウナのほとんどが立地しています。繁華街から離れている打令2へも、3路のバス停から徒歩数分です。詳しい道順は、各サウナのページで解説します。

運行頻度は4~7分に一本。少し待てば次のバスがきます。是非使ってみてください。

バスのりば

3番バスの始発と終点の乗り場は以下のとおりです。

關閘(中国ボーダー)の乗り場

ボーダー前の広場に地下へのエスカレーターがあります。バスターミナルは地下1階です。エスカレーターを降りると、すぐ左側が3番バスの乗り場です。

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外港碼頭(フェリーターミナル)の乗り場

フェリーターミナルを出て右手に50メートルほど進むとバス停があります。

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